- はじめに:私の転職活動は40代後半でした
- 当時の本命は社内ITだった
- 実際に使った転職サービスは5つ
- リクルートエージェント|面談調整が成立せず、実質利用しなかった
- パソナキャリアとインテリジェンス|案件紹介は受けたが書類選考で不採用
- DODA|社内ITを中心に求人を探した
- 最終的に転職につながったのはリクナビNEXTだった
- 社内ITでは通らず、SESでは採用された
- SESを選んだことは、その後のキャリアにつながった
- 転職サービスは「市場の反応を見る手段」でもあった
- 職務経歴書は「経験の多さ」だけでは伝わらない
- 転職するか決めていなくても、求人を見る意味はある
- 私の49歳での転職経験を、そのまま50代に当てはめることはできない
- 私が転職活動から学んだ3つのこと
- まとめ:転職サービスを使って、自分が評価される場所を確認する
はじめに:私の転職活動は40代後半でした
このブログは50代ITエンジニアを主な読者にしています。
ただ、今回紹介する私自身の転職活動は、正確には40代後半の経験です。
転職活動を始めたのは2015年後半。
それまで長く社内IT・社内SEとして働いていたため、本命は社内ITでした。
これまで経験してきた、
- システム開発
- 運用保守
- 要件定義
- 利用部門との調整
- ベンダーコントロール
といった経験を、一番活かせると思ったからです。
そのため、転職サイトでも転職エージェントでも、基本的には社内ITの求人を探していました。
しかし、結果は思っていたものとは違いました。
社内ITでは採用につながりませんでした。
一方、リクナビNEXTで見つけた家から近いSES会社に1社だけ応募したところ、採用されました。
2016年10月頃に採用が決まり、2017年3月、49歳でその会社へ入社しました。
私は最初からSESを狙っていたわけではありません。
社内ITを本命にしていたものの、実際に採用されたのはSES会社だった。
これが私の転職活動でした。
今回は、当時実際に使った転職サービスと、その結果から感じたことを書きます。
当時の本命は社内ITだった
転職活動を始めたとき、私は社内IT以外をあまり考えていませんでした。
理由は単純です。
長く社内IT・社内SEとして働いてきたからです。
若い頃にはプログラムを書く仕事も経験しました。
その後は、
- ユーザー要望の整理
- システム化方針の検討
- 要件定義
- ベンダーへの発注
- 設計内容の確認
- 運用保守
- 関係者との調整
といった仕事が中心になりました。
そのため、「これまでの経験をそのまま活かすなら、次も社内ITだろう」と考えていました。
40代後半という年齢もあり、まったく違う仕事へ移るより、経験の延長線上で働く方が現実的だと思っていました。
当時は、社内ITでこれだけ経験があるのだから、同じ社内ITなら評価してもらえるだろうという気持ちもあったと思います。
しかし、実際の転職活動ではそう簡単にはいきませんでした。
実際に使った転職サービスは5つ
当時、私が使った転職サービスは次の5つです。
転職エージェントとして、
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
- インテリジェンスエグゼクティブリサーチ
に登録しました。
転職サイトとして、
- リクナビNEXT
- DODA
を利用しました。
基本的な目的は、すべて社内ITの求人を探すことでした。
結果は、それぞれ違いました。
リクルートエージェント|面談調整が成立せず、実質利用しなかった
リクルートエージェントにも登録しました。
ただ、最初の面談の日程調整がうまくいかず、面談には至りませんでした。
そのため、私の場合は実質的には利用していません。
ここからサービスの良し悪しを判断できるほど使ってはいません。
単純に、私とは最初の段階でタイミングが合わなかったという経験です。
パソナキャリアとインテリジェンス|案件紹介は受けたが書類選考で不採用
パソナキャリアとインテリジェンスエグゼクティブリサーチでは、実際に案件を紹介してもらいました。
ただし、どちらも書類選考には通りませんでした。
エージェントから紹介された案件だったため、「ある程度可能性があるのではないか」と期待する部分はありました。
しかし、実際には、エージェントから紹介されることと、採用側から評価されることは別でした。
紹介を受けても、書類選考で不採用になることはあります。
当時の私は社内ITを本命にしていました。
自分では、「長く経験してきた仕事なのだから、社内ITであれば評価されるのではないか」と思っていました。
しかし、実際の結果は違いました。
この頃から、自分が経験してきた仕事と、転職市場で評価される仕事は必ずしも一致しないということを感じ始めました。
社内ITでなぜ結果につながらなかったのかについては、50代ITエンジニアの転職が厳しいと言われる本当の理由|「場所」で変わる評価の境界線で、現在の私なりの考えを整理しています。
DODA|社内ITを中心に求人を探した
DODAは転職サイトとして利用しました。
ここでも、基本的には社内ITの求人を探していました。
当時の私は、「社内IT経験が長いから、社内ITを探す」という考えが強かったためです。
しかし、こちらでも社内ITへの転職にはつながりませんでした。
転職サイトは、自分で求人を比較できる点では便利でした。
その一方で、求人があることと、自分が採用対象になることは別です。
実際に応募してみないと分からない部分があります。
最終的に転職につながったのはリクナビNEXTだった
最終的に転職につながったのは、リクナビNEXTでした。
ただし、採用されたのは本命だった社内ITではありません。
SES会社でした。
しかも、SES会社へ何社も応募したわけではありません。
家から比較的近いSES会社を見つけ、「通勤もしやすそうなので応募してみよう」と思い、1社だけ応募しました。
その会社に採用されました。
2016年10月頃に採用が決まり、2017年3月に49歳で入社しました。
結果だけを見ると、「社内ITからSESへ転職した」となります。
しかし、実際には、SESへ転職する戦略を立てて動いたわけではありません。
社内ITを探していた。
社内ITでは結果が出なかった。
その途中で家から近いSES会社を見つけた。
1社だけ応募した。
そこに採用された。
これが実際の流れです。
社内ITでは通らず、SESでは採用された
この結果は、当時の私にとって少し意外でした。
自分では社内ITが一番経験を活かせると思っていたからです。
社内ITでは結果につながらなかった一方で、SES会社には採用されました。
ただし、社内ITで不採用になった理由も、SES会社で採用された理由も、正確には分かりません。
年齢だったのか。
経験内容だったのか。
給与条件だったのか。
企業が求める役割との違いだったのか。
他の応募者との比較だったのか。
確認できていない以上、断定はできません。
ただ、この経験から、希望する仕事と、自分を必要としてくれる仕事は同じとは限らないと考えるようになりました。
書類選考で評価されにくい原因については、50代ITエンジニアが書類選考で落ちる原因と改善チェックリストでも整理しています。
SESを選んだことは、その後のキャリアにつながった
私はSES会社へ入社した後、約7年間働きました。
そこで担当したのは、単純なプログラミングだけではありません。
- 要件定義
- 基本設計
- 運用保守
- 設計内容の確認
- 関係者との調整
- 上流工程の仕事
なども経験しました。
社内IT時代とは立場が変わりましたが、それまでの経験を使える仕事も多くありました。
結果として、このSESでの経験が、その後56歳で独立することにもつながっています。
つまり、転職活動を始めた時点では第一希望ではなかった働き方が、その後のキャリアにつながりました。
もちろん、だからSESを選ぶべきだという話ではありません。
私の場合はそうなった、というだけです。
ただ、最初から選択肢を狭くしすぎない方がよいということは、この経験から感じています。
転職サービスは「市場の反応を見る手段」でもあった
転職活動をする前は、転職エージェントに登録すれば、自分に合う求人を紹介してもらえるという期待もありました。
実際に求人は紹介してもらいました。
しかし、紹介されたからといって採用されるわけではありません。
私はパソナキャリアとインテリジェンスエグゼクティブリサーチで案件紹介を受けましたが、どちらも書類選考で不採用でした。
一方、実際に転職につながったのは、自分でリクナビNEXTから応募したSES会社でした。
この経験から、私は転職サービスを、「転職先を決めてもらう場所」ではなく、「自分が市場でどう見られるのかを確認する手段」と考えるようになりました。
求人を見る。
応募する。
結果を見る。
必要なら職務経歴書を見直す。
希望する職種を少し広げてみる。
こうしたことを繰り返すことで、自分の立ち位置が少しずつ見えてきます。
職務経歴書は「経験の多さ」だけでは伝わらない
今振り返ると、当時の私は職務経歴書についても改善できる部分があったと思います。
長く働いてきたため、経験はたくさんありました。
しかし、経験が多いことと、それが採用側に伝わることは別です。
自分がやってきた仕事を並べるだけでは、「この会社で何ができる人なのか」が伝わりにくくなります。
これは、その後の転職や独立の案件面談でも感じたことです。
今は、職務経歴書は転職直前だけに作るのではなく、毎年更新しておいた方がよいと考えています。
詳しくは、50代ITエンジニアの転職準備|職務経歴書は毎年更新するで書いています。
面接まで進んだ場合の伝え方については、50代ITエンジニアが面接で落ちる理由7選|経験があっても不採用になる原因でも整理しています。
転職するか決めていなくても、求人を見る意味はある
私自身は複数の転職サービスを使いました。
結果だけを見ると、転職につながったのはリクナビNEXTです。
しかし、「リクナビNEXTだけ使えばよい」とは思っていません。
サービスごとに求人も違います。
エージェントから紹介を受ける場合と、自分で求人を探す場合でも、見えるものが違います。
私の場合は、複数のルートを使ったことで、社内ITでは結果につながりにくい一方、SESでは採用されたという市場からの反応を見ることができました。
転職するかどうかをまだ決めていなくても、現在どのような求人があり、自分の経験に合う仕事があるのかを見ること自体は判断材料になります。
転職する。
今の会社に残る。
別の働き方を考える。
その判断をする前に、「今の自分なら、どのような求人が対象になるのか」を確認してみるのも一つの方法だと思います。
私の49歳での転職経験を、そのまま50代に当てはめることはできない
ここまで書いた経験は、私が40代後半だった頃のものです。
49歳で転職しています。
そのため、「私が49歳で転職できたから、50代でも同じように転職できる」とは考えていません。
私自身は、50代になってから同じ条件で転職活動をしたわけではないからです。
一方で、この経験から参考にできる部分はあると思っています。
それは、自分では一番経験を活かせると思っている仕事と、実際に市場で評価される仕事が一致するとは限らないということです。
社内ITにこだわるのか。
SESやSIerも見るのか。
現在の会社に残るのか。
独立も選択肢に入れるのか。
求人や市場の反応を見ることで、判断材料を増やすことはできます。
私が転職活動から学んだ3つのこと
1.希望する仕事に採用されるとは限らない
私は社内ITを本命にしていました。
しかし、社内ITでは結果につながりませんでした。
経験が長いからといって、同じ職種でそのまま評価されるとは限りません。
2.採用される場所は、応募してみないと分からない
SES会社への応募は1社だけでした。
しかも、最初からSESへ転職しようと考えていたわけではありません。
それでも、その1社が採用してくれました。
応募しなければ分からなかった結果です。
3.転職サービスは市場での立ち位置を見るためにも使える
エージェントから紹介を受けても書類選考で落ちる。
自分で見つけた会社には採用される。
転職活動では、こうしたことがあります。
だから私は、どのサービスが一番よいかだけを考えるより、自分がどの求人なら評価されるのかを見る方が重要だと思っています。
まとめ:転職サービスを使って、自分が評価される場所を確認する
私が転職活動を始めたのは40代後半でした。
本命は社内ITでした。
実際に、
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
- インテリジェンスエグゼクティブリサーチ
- リクナビNEXT
- DODA
を利用しました。
リクルートエージェントは面談の日程調整が成立せず、実質的には利用しませんでした。
パソナキャリアとインテリジェンスエグゼクティブリサーチでは案件紹介を受けましたが、どちらも書類選考で不採用でした。
リクナビNEXTとDODAでは、社内ITを中心に求人を探しました。
その中で、リクナビNEXTで家から近いSES会社を見つけました。
SES会社への応募はその1社だけです。
そこで採用され、2017年3月、49歳で入社しました。
私は戦略的にSESを選んだわけではありません。
社内ITを希望していたものの、実際に自分を採用してくれたのがSES会社だった。
これが私の転職活動でした。
この経験から、転職サービスは、希望する会社を探すだけではなく、自分の経験がどこで評価されるのかを確認するためにも使えると考えています。
転職する。
今の会社に残る。
SESも見る。
別の働き方を考える。
どれが正解かは、人によって違います。
まず市場を見て、「自分の経験は、どのような会社や仕事なら必要としてもらえそうか」を確認する。
その結果を見て、自分ならどうするかを考えることが大切だと思います。
🧭 次回予告
50代ITエンジニアが独立を考えたきっかけ|会社員を続けるか迷った実体験
次回からは独立シリーズです。
49歳でSES会社へ転職し、その後約7年間働いた私が、なぜ56歳で独立を考えるようになったのか。
会社員を続けるか迷った当時のことを整理します。


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