🧩 第16回 50代で独立して後悔する人の共通点【実体験あり】

――勢いで動くと詰む理由


はじめに

50代になると、こんな考えが頭をよぎることがあります。

  • 会社に居場所がなくなってきた
  • 転職も簡単ではない
  • いっそ独立した方が自由ではないか

※なお、
50代ITエンジニアが「まだ評価される人・されない人」の違い でも書きましたが、
50代は「何ができるか」以上に「どう評価されてきたか」が重要になります。

私自身、57歳で独立しました。
結果として 独立そのものは間違いではなかった と思っています。

しかし同時に、
👉 独立して後悔する50代が一定数いる
という現実も、はっきり見えてきました。

本記事では

  • 実際に独立して詰まりやすい人の共通点
  • なぜ50代の独立は難易度が高いのか
  • 後悔しないために最低限考えるべきこと

を、実体験ベースで整理します。


1. 独立=自由・安定という幻想

まず大前提として、
独立すると次のものは 一気になくなります。

  • 会社という看板
  • 組織の後ろ盾
  • 定期的な給与
  • 「仕事が自動的に降ってくる環境」

その代わりに手に入るのは、

  • 自由
  • 責任
  • 不確実性

👉 安定ではありません。

ここを勘違いしたまま独立すると、
かなりの確率で後悔します。


2. 独立して後悔する人の共通点①

「会社員時代の延長」で考えている

後悔しやすい人に多いのがこのタイプです。

  • 今の仕事をそのまま外でやればいい
  • 経験があるから声がかかるはず
  • 技術力があれば食べていける

しかし独立後は、

  • 仕事を取りに行く
  • 役割を説明する
  • 価値を言語化する

ここまでが 仕事 です。

👉 「任される前提」で考えている人ほど苦しくなります。


3. 独立して後悔する人の共通点②

「作業者ポジション」しか想定していない

独立後に多い失敗がこれです。

  • 設計書を書くだけ
  • コードを書くことだけ
  • 指示待ち前提の立ち位置

50代でこのポジションだと、

  • 単価は上がらない
  • 若手と比較される
  • 案件が切れやすい

👉 AI+若手で代替されやすい領域 に自ら入ってしまいます。


4. 独立して後悔する人の共通点③

「案件が切られるリスク」を想定していない

会社員時代は、

  • プロジェクト終了=次の配属

でした。

しかし独立後は、

  • プロジェクト終了=収入ゼロ

になる可能性があります。

  • 営業していない
  • 次の当てがない
  • 人脈が限定的

この状態で案件が切れると、
精神的にもかなり追い込まれます。


5. それでも独立が成立する50代の特徴

一方、独立して安定している50代には共通点があります。

⭕ 役割で呼ばれている

  • PL/PM補佐
  • 設計責任者
  • 調整・レビュー要員
  • トラブル収束役

👉 「人が足りない役割」に名前が挙がる
ここが重要です。


6. 私自身が独立前に意識したこと

私が独立前に意識していたのは、次の点です。

  • 「何ができるか」ではなく
    「何を任されてきたか」を整理
  • 作業ではなく判断・調整の経験を棚卸し
  • 案件が切れた時の最悪ケースを想定

結果として、

  • SAP HANA移行案件でのPMO(テスト統括)
  • 官公庁案件での設計・PL

といった
50代向けの役割 に繋がりました。


🔥 まとめ:50代の独立は「覚悟」と「設計」がすべて

50代で独立して後悔する人に共通するのは、

  • 勢いで動いている
  • 会社員思考のまま
  • 作業者前提で考えている

という点です。

一方で、

  • 役割で価値を出せる
  • 判断・調整・責任を担える
  • 案件が切れる前提で動ける

こうした50代は、
👉 独立しても十分に戦えます。

独立は
逃げ道ではなく、選択肢の一つ。

ここを冷静に見極めることが、後悔しない最大のポイントです。


🧭 次回予告

第17回:50代ITフリーランスの収入は現実いくら?1年目の実例

  • 月商/年収のリアル
  • 良い月と厳しい月
  • 精神的に一番きつかった時期

を、数字ベースで正直に書きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました