50代ITエンジニアがSESを続けるか判断するポイント|独立を考えるタイミング

■ はじめに

SESを続けていると、 「このまま会社員として働き続けるか」 「独立するか」 を考えるようになることがあります。

今回は、SESを続ける中で見えてくる単価構造や、独立という選択肢について整理していきます。

■ SESを続けていると求められるもの

SESを続けていると、技術だけではなく、 若手教育、顧客対応、チーム調整、進行管理などを求められるようになることがあります。

また、上流工程を担当するようになると、 要件整理、課題管理、顧客との調整など、 管理・調整寄りの役割も増えていきます。

それができるようになると、管理職の話が来るケースもあります。

もちろん、上流工程、管理、調整の経験自体は大きな価値があります。

一方で、管理業務の比率が増えると、 開発、実装、技術検証など、 現場で技術に触れる時間は減っていきます。

その結果、人員管理、調整、マネジメントのスキルは上がります。 一方で、エンジニアとしての技術的向上は少なくなるケースもあります。

そのため、 「管理側へ進むか」 「現場エンジニアを続けるか」 を考えるようになる人もいます。

■ SESを続けると見える単価構造

SESを続けていると、客先へ請求されている単価が見えるようになることがあります。

すると、 客先単価と自分の給与との差も見えてきます。

もちろん、「会社が不要」という話ではありません。

会社は教育、案件紹介、営業、契約、トラブル対応などを行っています。

そのため、マージンには意味があります。

ただ、人によっては、 教育不要、自分で案件を探せる、サポート不要というケースもあります。

その場合、 「会社を通す必要性」 を考えるようになることがあります。

■ 会社員と独立の違い

会社員の場合、 営業、契約、請求、トラブル対応などを会社が対応してくれます。

一方、独立すると基本的にすべて自己対応になります。

  • 案件探し
  • 単価交渉
  • 契約
  • 税務
  • 請求

などです。

その代わり、 働き方、単価、案件選択などの自由度は上がります。

つまり、 安定性を取るか、 自由度を取るかの違いがあります。

■ 独立を考えるようになる理由

SESを続けていると、 「自分でもやれるのではないか」 と感じるようになることがあります。

  • 顧客から直接評価される
  • 継続参画が増える
  • 調整役を任される
  • 単独で動けるようになる

また、 自分で調査できる、 自分で学習できる、 自分で問題解決できるようになると、 「会社のサポートがなくても動けそう」 と感じる人もいます。

さらに、単価構造が見えるようになることで、 「自分で案件を取る」 という働き方を考える人もいます。

■ 独立向きな人

  • 顧客対応経験がある
  • 調整業務に慣れている
  • 継続参画実績がある
  • 単独で動ける
  • 自分で調査・学習できる
  • 営業への抵抗が少ない

特に、 「自分で案件を取れそう」 と感じる人は、独立適性がある可能性があります。

■ SES継続向きな人

  • 安定性重視
  • 営業をしたくない
  • 契約対応が苦手
  • 税務をやりたくない

また、 今の現場に満足している、 働き方に不満が少ない、 管理側へ進みたいのであれば、 無理に環境を変える必要はありません。

■ 会社員と独立の判断基準

重要なのは、 「どちらが正しいか」 ではありません。

安定性、自由度、年収、働き方、ストレスなど、 何を優先するかで変わります。

また、 「自分がどこで価値を出せるか」 も非常に重要です。

会社員の方が力を発揮できる人もいれば、 独立の方が合う人もいます。

■ 私の実体験

私が50代で転職活動をしていた頃、社内SE系はかなり厳しく、 書類選考で落ちることが多い状態でした。

一方でSESでは、 上流工程経験、PL経験、調整経験を評価していただけることが多くありました。

また、SESを続ける中で単価構造も見えるようになりました。

もちろん会社には、 営業、案件紹介、サポートなどの役割があります。

ただ、 自分でも案件を探せそう、 単独で動けそう、 上流工程や調整経験を活かせそうとも感じるようになり、 その後独立しました。

現在は独立2年目になりますが、 上流工程、改善・調整系、コミュニケーションなどの経験は、 現在も案件参画で評価されています。

■ まとめ

SESを続けていると、 管理業務、単価構造、会社の役割、自分の市場価値などが見えてくることがあります。

その中で、独立という選択肢を考える人もいます。

ただ、独立が正解ではありません。

重要なのは、 自分がどこで価値を出せるか、 どんな働き方をしたいか、 何を優先したいかを整理することです。

「SESか独立か」ではなく、 「自分に合う働き方」 を考えることが重要だと思います。

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■ 次回予告


次回は「50代ITエンジニアは転職か独立か?後悔しない選び方」をお届けします。

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