前回の記事では、私が高配当株を選ぶときの流れを書きました。
私はまず証券会社で高配当株の候補を探します。
そこで候補を見つけたら、IR BANKで過去の業績や財務状況を確認します。
前回の記事はこちらです。
今回は、その中の
「IR BANKで何を見ているのか」
について詳しく書きます。
私が確認しているのは、次の8項目です。
- 売上高
- 1株当たり利益
- 営業利益率
- 自己資本比率
- 営業活動によるキャッシュフロー
- 現金等
- 1株当たり配当金
- 配当性向
最初に書いておくと、この8項目と数値の目安は、私が考えたものではありません。
YouTubeで紹介されていた高配当株の分析方法を参考にしています。
2024年8月頃にこの方法を知りました。
それから2年以上、現在も高配当株を調べるときのチェック項目として使っています。
この記事では、私独自の分析方法としてではなく、
私が実際の投資で2年以上使っているチェック方法
として紹介します。
- 8項目はYouTubeで学んだ
- 銘柄選び全体では、自分なりの流れで使っている
- ① 売上高|右肩上がりか、増減が激しくないか
- ② 1株当たり利益|右肩上がりかを見る
- ③ 営業利益率|10%以上を一つの目安にする
- ④ 自己資本比率|40%、60%、80%を目安にする
- ⑤ 営業活動によるキャッシュフロー|毎年黒字かを見る
- ⑥ 現金等|増えているかを見る
- ⑦ 1株当たり配当金|安定性と成長性を見る
- ⑧ 配当性向|30~50%を一つの目安にする
- 2年以上使い続けて、私のチェックリストになった
- 実績はプラス。ただ、この方法のおかげとは判断していない
- 一つの数字だけで購入を決めない
- 40代の頃とは、銘柄を見る順番が変わった
- まとめ|学んだ方法を、自分のチェックリストとして使っている
8項目はYouTubeで学んだ
私が参考にしたのは、両学長 リベラルアーツ大学の高配当株の分析方法を紹介した動画です。
参考にした動画はこちらです。
動画では、IR BANKを使って過去の業績を確認するときに、8つの項目を見る方法が紹介されています。
私が現在確認している8項目も、この方法を参考にしています。
数値の目安についても、基本的には動画で紹介されていたものです。
動画を見たとき、
「これなら自分でも毎回確認できそうだ」
と思いました。
それから実際の銘柄選びで使うようになり、現在まで続けています。
銘柄選び全体では、自分なりの流れで使っている
IR BANKで見る8項目については、動画で学んだ方法を参考にしています。
ただし、私の銘柄選び全体が動画とまったく同じというわけではありません。
現在は、
SBI証券で高配当株の候補を探す
↓
IR BANKで8項目を確認する
↓
現在の株価が割高ではないかを見る
↓
全体を見て購入するか判断する
という流れです。
株価を見る方法については、前回の記事、
で詳しく書きました。
今回は、その前段階である
IR BANKの8項目
に絞ります。
① 売上高|右肩上がりか、増減が激しくないか
最初に見るのが売上高です。
確認するのは、
右肩上がりになっているか
そして、
増減が激しくないか
です。
毎年きれいに増えている必要はないと思っています。
ただ、大きく増えたり減ったりを繰り返していないかは確認します。
現在の売上高だけではなく、
過去からどのように推移しているか
を見るようにしています。
② 1株当たり利益|右肩上がりかを見る
次に確認するのが1株当たり利益です。
EPSとも呼ばれます。
ここでも、
右肩上がりになっているか
を確認します。
売上が伸びていても、利益が伸びているとは限りません。
そのため、売上高と合わせて見るようにしています。
また、この数字は、私が前回の記事で紹介した株価の確認でも使っています。
そのため、私の銘柄選びでは特に気にしている数字の一つです。
③ 営業利益率|10%以上を一つの目安にする
次に営業利益率を確認します。
私が使っている目安では、
10%以上なら優秀
と見ます。
ただし、10%を超えているかだけで判断するわけではありません。
過去から、
- 上がっているのか
- 下がっているのか
- 大きく変動していないか
という流れも確認します。
同じ数字でも、長期間安定しているのか、最近急に悪化しているのかでは、見え方が違うからです。
④ 自己資本比率|40%、60%、80%を目安にする
自己資本比率も確認します。
私が使っている目安は、
- 40%以上は欲しい
- 60%を超えると安心
- 80%以上ならかなり高い
というものです。
私は高配当株を長く保有することを前提にしています。
そのため、配当利回りだけではなく、
会社の財務状態に無理がないか
も確認します。
もちろん、自己資本比率だけで購入を決めるわけではありません。
ほかの項目と合わせて見ます。
⑤ 営業活動によるキャッシュフロー|毎年黒字かを見る
次に見るのが、営業活動によるキャッシュフローです。
確認するのは、
毎年黒字になっているか
という点です。
さらに、過去からの推移も見ます。
1年だけではなく、
長い期間で本業から現金を生み出せているか
を確認しています。
利益が出ているかだけではなく、実際のお金の流れも見るための項目です。
⑥ 現金等|増えているかを見る
次に見るのが現金等です。
ここでは、
過去から現金等が増えているか
を確認します。
現在いくら持っているかだけではなく、増えているのか、減り続けているのかという流れを見ます。
高配当株は、配当を継続してもらうことを期待して保有します。
そのため、会社が持っている現金の推移も確認しています。
⑦ 1株当たり配当金|安定性と成長性を見る
高配当株なので、1株当たり配当金も確認します。
ここで見るのは、
配当の安定性と成長性
です。
具体的には、
- 配当が安定しているか
- 増えているか
- 大きく減っていないか
を確認します。
現在の配当利回りだけを見るのではありません。
過去から配当がどのように変わってきたのか
を見るようにしています。
⑧ 配当性向|30~50%を一つの目安にする
最後に見るのが配当性向です。
私が使っている目安では、
30~50%程度なら健全
と見ます。
一方、
70%を超える場合は注意する
という見方です。
配当利回りが高くても、利益の多くを配当に回している場合は気になります。
そのため、
1株当たり配当金と配当性向をセットで見る
ようにしています。
高配当であることだけではなく、その配当を無理なく続けられそうかを見るためです。
2年以上使い続けて、私のチェックリストになった
ここまで紹介した8項目や数値の目安は、私が考えたものではありません。
YouTubeで知った方法です。
ただ、動画を見ただけで終わったわけではありません。
2024年8月頃から、実際の銘柄選びで使ってきました。
銘柄を見つけたらIR BANKを開き、
- 売上高
- 1株当たり利益
- 営業利益率
- 自己資本比率
- 営業活動によるキャッシュフロー
- 現金等
- 1株当たり配当金
- 配当性向
を確認します。
これを2年以上続けています。
今では私にとって、
高配当株を買う前のチェックリスト
になっています。
投資について一から独自の分析方法を作ったわけではありません。
参考になると思った方法を知り、実際に使い、自分の投資の手順として続けているということです。
実績はプラス。ただ、この方法のおかげとは判断していない
この方法を使ってきた期間の投資実績は、現在のところプラスです。
ただし、
この8項目を確認したから利益が出た
とは考えていません。
同じ期間に株式市場全体も上昇しています。
そのため、銘柄選びが良かったのか、市場全体の上昇によるものなのかを簡単に切り分けることはできません。
また、2年程度で長期投資の方法として良いかどうかを判断するのも早いと思っています。
私にとって、この8項目は、
利益を出すための必勝法ではなく、企業の数字を毎回同じ基準で確認するためのチェックリスト
です。
私が現在の長期投資に切り替えた経緯については、こちらの記事でも書いています。
50代から始める株式長期投資の実践法|インフレ・デフレに合わせた守りの資産運用
一つの数字だけで購入を決めない
8項目には、それぞれ目安があります。
ただし、
一つの数字が良いから買う
という判断はしていません。
例えば、
営業利益率が10%以上だから買う。
自己資本比率が60%以上だから買う。
配当性向が40%だから買う。
というわけではありません。
8項目全体を見ます。
そのうえで、現在の株価も確認します。
私の場合は、
企業の状態を確認してから、株価を見る
という順番です。
複数の数字と株価を合わせて、購入するかどうかを考えています。
40代の頃とは、銘柄を見る順番が変わった
40代の頃は、株価の値動きを当てることに意識が向いていました。
現在は、高配当株を見つけてもすぐには買いません。
まず企業の数字を確認します。
その後に株価を見ます。
この方法を使うようになってから、
配当利回りが高いという理由だけで銘柄を判断することはなくなりました。
もちろん、8項目を確認すれば必ず利益が出るわけではありません。
株価が下がることもあります。
業績が変わることもあります。
それでも私にとっては、
同じ項目を毎回確認してから判断する
という手順を持てるようになったことが、40代の頃との大きな違いです。
40代で短期売買などに失敗し、投資方法を変えた経緯についてはこちらで詳しく書いています。
40代で300万損した私が50代で投資をやり直せた理由|「当てる」から「育てる」への転換
まとめ|学んだ方法を、自分のチェックリストとして使っている
私がIR BANKで確認しているのは、次の8項目です。
- 売上高
→ 右肩上がりか、増減が激しくないか - 1株当たり利益
→ 右肩上がりか - 営業利益率
→ 10%以上を一つの目安にし、トレンドも確認 - 自己資本比率
→ 40%以上、60%で安心、80%以上ならかなり高いと見る - 営業活動によるキャッシュフロー
→ 毎年黒字か、過去からの推移はどうか - 現金等
→ 増えているか - 1株当たり配当金
→ 安定性と成長性を見る - 配当性向
→ 30~50%を一つの目安にし、70%以上は注意する
この8項目や目安は、YouTubeで学んだものです。
私はその方法を2024年8月頃から2年以上、実際の銘柄選びで使っています。
現在までの投資実績はプラスですが、
この方法が良かったからプラスになったとは判断していません。
あくまで現在の私にとって、
銘柄を買う前に企業の状態を確認するための方法
です。
投資の方法をすべて自分で考える必要はないと思っています。
私の場合は、参考になる方法を知り、実際に使い続けることで、自分の銘柄選びの手順になりました。
自分なら、高配当株を買う前に何を確認するのか。
一度、自分が使うチェック項目を考えてみるのもよいと思います。
🧭 次回予告
高配当株はいつ売る?|日本製鉄を手放して気づいた私の売却基準
今回は、高配当株を買う前に私が確認している8項目を書きました。
では、買った後はどうするのか。
私は長期保有を基本にしていますが、
何があっても持ち続けるわけではありません。
次回は、実際に日本製鉄を売却した経験から、
どのようなときに私は株を手放すのか
について書きます。

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