はじめに
40代の頃、私は株式の短期取引、日経225先物、オプション取引に挑戦し、最終的に合計300万円の損失を出しました。
この経験は今でも鮮明に覚えています。
- 株:-100万円
- 日経225先物:勝てず
- オプション取引:Callを買えば下がり、Putを買えば上がるという悪循環
オプションの売りはリスクが高いため避け、買いだけをやっていましたが、それでも利益になったことはありませんでした。
「自分にはトレードの才能はない」
そう思い、投資から離れた時期もありました。
しかし50代に入り、もう一度投資に向き合うきっかけが生まれます。
1. 40代で大損した理由:今ならはっきりわかること
振り返ると、40代での失敗には明確な共通点がありました。
① 損切りを“正しく”理解していなかった
株は下がったら売る、というルールを徹底したものの…
- 反発を待てず焦って売る
- 小さな損を積み重ねて最終的に大きなマイナスへ
結果、下がる → 売る → 次も下がる → 売る を繰り返していたのです。
② 価格予測に依存した投資スタイル
先物もオプションも「方向性を当てる」ことに全てがかかります。
しかし現実は…
- Callを買えば相場は下がる
- Putを買えばなぜか上がる
心理的にも疲弊し、やればやるほど資金が減る状態でした。
③ 市場の変化を読めていなかった
デフレが続く時代、価格変動で利益を取りにいくのは難しかったのだと、今なら分かります。
2. 投資を“やり直す”きっかけ:相場の流れが変わった
しばらく投資から離れていましたが、ある時期から日経平均が明らかに上昇し始めました。
「あれ?これは流れが変わっている…?」
調べていくと、
- デフレからインフレへ
- 日本企業の増配傾向
- 株主還元の強化
こうした追い風が強まっていることに気づきました。
そこで私は、これまでの反省を踏まえ、投資スタイルを根本から見直すことにしました。
3. 50代で選んだのは「高配当株」だった
私が再び投資を始めるにあたり重視したのは、以下の3つです。
① 倒産リスクが小さな銘柄
大企業・インフラ系・生活必需品系など、安定した業績の企業を中心に選定。
② 長期で持てる高配当株
- 配当がある → 下落局面でも精神的に耐えられる
- 再投資で雪だるま式に伸びる
これが短期投資との大きな違いでした。
③ “値動きではなく価値”を見る投資
チャートではなく、
- 事業内容
- 配当性向
- 自己資本比率
- 過去の業績
を重視するように。
その結果…
4. 現在の状況:含み益350万円まで回復
高配当株を中心にコツコツ買い続けた結果、
現在は含み益が350万円を超えました。
- 短期売買のようなストレスがない
- 下落局面でも配当のおかげで落ち着いて持てる
- 市場の成長に合わせて資産も着実に増える
40代での「値動きに翻弄される投資」とは、まったく別の世界です。
5. 学んだこと:50代の投資は“戦い”ではなく“育てる”もの
今回の経験から私が得た結論はひとつ。
🔹 50代の投資は「当てる」ではなく「育てる」スタイルが合う。
40代で失敗したのは、
“短期で儲けたい” という焦りがあったからです。
しかし50代になると…
- 多少の時間的余裕がある
- 大きなリスクを取る必要はない
- コツコツ積み上げが強い武器になる
この視点に変わるだけで、投資はまったく違うものになります。
🧭 まとめ
- 40代の短期投資で300万円損したのは「予測頼りの投資」が原因
- 相場の環境が変わり、50代で高配当株による投資を再開
- リスクを抑え、長期で育てる投資に切り替えた結果、含み益350万円まで回復
- 50代からでも投資は十分やり直せる
50代ITエンジニアの働き方全体については、
社内SE・SES・独立──25年経験から見る“50代の最適キャリア”
で整理しています。
🧭 次回予告
次回は、
「社内SE・SES・独立:25年経験から見る“50代の最適キャリア”」
をお届けします。
25年以上のキャリアをどう活かし、どの働き方が自分に合うのか、実体験ベースで解説します。


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