🧩第6回:50代から始める株式長期投資の実践法

はじめに

50代になると、定年後の生活や老後資金への不安が現実味を帯びてきます。
「今から投資を始めても遅いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
私も同じように感じていましたが、2019年に50万円からスタートし、今では含み益が約300万円、配当金の累計が25万円ほどになりました。
焦らず長期で取り組めば、50代からでも十分に資産を育てられます。
この記事では、私の実践している「50代からの株式長期投資法」を紹介します。


インフレとデフレでスタンスを変える

投資で私が最も意識しているのは、経済環境に応じて資産の持ち方を変えることです。

  • インフレ時は株式投資中心
    物価が上がる局面では、現金の価値が目減りします。
    一方、企業の売上や資産価値は上昇しやすいため、株式を持っていた方が有利です。
  • デフレ時は現金保持重視
    逆に、物価が下がる時期は「現金の価値が上がる」ため、株式を減らして守りの姿勢を取ります。

このように、インフレ・デフレの波に応じて資産配分を見直すことで、リスクを抑えながら運用できます。


投資対象はインデックスと高配当株中心

50代から投資を始めるなら、「安定」と「継続」が最重要です。
私は次の2種類を軸にしています。

① インデックス投資

日経平均やS&P500など、市場全体に分散投資できる投資信託です。

  • 少額から始められる
  • 世界経済の成長に連動して資産を増やせる
  • 個別銘柄の管理が不要

「何を買えばいいかわからない」という人には、まずインデックス投資をおすすめします。

② 高配当株投資

もう一つの柱が配当金による安定収入です。

  • 配当利回り3〜5%の優良銘柄を中心に長期保有
  • 値動きが多少あっても、配当が入ることで気持ちが落ち着く

実際、私も毎年少しずつ配当を積み上げ、累計で約25万円の収入を得ています。


長期保有と定期チェックがカギ

株式投資で大事なのは「持ち続ける力」です。
ただし、放置するのではなく、定期的に状況をチェックすることが大切です。

私は半年に一度、保有銘柄の財務状況を確認しています。

  • 売上や利益が減少傾向にないか
  • 配当維持ができているか
  • 負債比率が急に上がっていないか

もし財務が悪化している場合は、無理に保有せず、売却を検討します。
「見直しを前提とした長期投資」が、結果的にリスクを抑えます。


2019年からの投資実績

私の投資を簡単にまとめると次の通りです。

項目内容
投資開始2019年(50万円スタート)
主な投資対象インデックス・高配当株
運用方針インフレ時は株式、デフレ時は現金保持
現在の状況含み益 約300万円
配当金累計約25万円
チェック頻度半年ごとに財務状況を確認

コロナ禍で一時的に投資を控えた時期もありましたが、焦らず続けることで成果が積み重なりました。


継続のコツ:焦らず・比べず・淡々と

投資で失敗しやすいのは、「焦ること」と「他人と比べること」です。
私は次の3つを心がけています。

  • ニュースに一喜一憂しない
  • 短期の値動きでは売らない
  • 配当金を“ご褒美”として楽しむ

50代は、長期的な時間軸で「守りながら増やす」投資が合っています。
無理なく続けることで、将来の安心が少しずつ積み上がっていきます。


まとめ

50代からの株式投資は、「資産を増やす」というより、「お金を守りながら育てる」意識が大切です。

  • インフレ期は株式中心、デフレ期は現金中心
  • インデックスと高配当株を長期保有
  • 半年に一度は財務チェックで見直し
  • 焦らず継続する

小さく始めても、時間を味方につければ成果は出ます。
焦らず、堅実に、そして少し楽しみながら続けていきましょう。


🧭 次回予告

次回は、「50代ITエンジニア向けの履歴書・職務経歴書の書き方」。
転職時に役立つ履歴書・職務経歴書の書き方を紹介します。

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