はじめに
50代で独立を考えたとき、最初に出てくるのは期待よりも不安です。
- 本当に仕事は続くのか
- 収入が途切れたらどうするのか
- 自分は市場で通用するのか
私自身、社内ITを20年、SESを7年経験し、57歳で独立しました。
結果として独立してよかったと思っています。
ただ、独立前はやはり不安がゼロだったわけではありません。
独立を考える上では、事前に考えておくべき準備事項があります。
その点については 50代ITエンジニアが独立前に準備すべき5つのステップ【第9回】 でも詳しく整理しています。
この記事では、私が独立前に感じていた
リアルな不安ベスト5を整理します。
不安①:案件が途切れたら収入がゼロになる
独立で最初に浮かぶのは
「仕事がなくなったらどうするのか?」
という不安です。
会社員なら
- プロジェクト終了=次のプロジェクトへ
ですが独立後は
- プロジェクト終了=収入ゼロ
になる可能性があります。
ただ、私の場合は少し状況が違いました。
SES時代の顧客とのつながりがあり、
独立後の仕事が完全に途切れる不安はそこまで大きくありませんでした。
「声をかけてもらえる可能性がある」
この人脈は非常に支えになりました。
不安②:「面接で落ちる」という現実
独立前に紹介していただいていた案件がありました。
客先に入る前に別の仕事も経験しておこうと考え、面接を受けました。
しかし結果は…
面接で落ちました。
これは正直つらかったです。
50代になると
- 年齢の壁
- 求められる役割のズレ
- 条件のミスマッチ
こうした理由で落ちることがあります。
この経験は、 50代で独立して後悔する人の共通点【第16回】 でも触れている通り、独立前に多くの人が直面する現実です。
「独立すれば自由」ではなく
現実には選ばれないこともある。
ここを最初に突きつけられた感覚でした。
不安③:それでも仕事を見つけられるのか
面接で落ちた後、
「やはり厳しいのか…」
と思った時期もありました。
しかしその後、何とかコンサル案件を見つけることができ、
客先に入る前に半年間仕事を継続できました。
この経験で感じたのは
👉 独立前後は「空白期間を作らない設計」が重要
ということです。
案件が切れた時に備えるよりも、
- 切れる前に動く
- 複数ルートを持つ
これが精神的にも大きいと実感しました。
不安④:自分の市場価値は本当に通用するのか
独立前、多くの人が不安になるのがここです。
「自分は外で通用するのか?」
私も不安が全くなかったわけではありません。
ただ、
社内IT20年+SES7年の経験の中で
- 設計
- 調整
- 品質管理
- 顧客折衝
を積んできたので、
「役割としてはある程度通用するだろう」
という感覚はありました。
収入面の現実については 50代ITフリーランスの収入は現実いくら?【第17回】 でも実例ベースで書いています。
50代で重要なのは
技術の新しさより
👉 現場で任される役割を持っているか
だと思います。
不安⑤:全部自己責任になるプレッシャー
独立すると
- 契約
- 税金
- 保険
- 仕事の継続
- トラブル対応
すべてが自己責任になります。
会社員時代は会社が背負ってくれていたものが
全部自分に来ます。
最初はプレッシャーもありました。
ただ、仕事を継続するうちに
- 自分で単価交渉できる
- 休みも交渉できる
- 働き方を選べる
自由の方が大きくなっていきました。
🔥まとめ:不安があるのは普通。重要なのは「設計と準備」
独立前の不安は誰でもあります。
私の場合、
- 人脈があったことで仕事の不安は小さかった
- 面接で落ちた経験は精神的にきつかった
- 市場価値は不安もあるが通用する感覚はあった
- 結果的に半年のつなぎ案件で安定した
という流れでした。
独立を後悔しないための考え方は、 第16回の記事 とあわせて読むことで、より立体的に理解できます。
独立は逃げ道ではなく、設計された選択肢です。
🧭 次回予告
第19回:50代ITフリーランスが案件を切られた時にやるべきこと
- 実際にどう動くか
- メンタルを崩さないために
- 次をつなぐ現実的手順
を具体的に整理します。

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