はじめに
「50代になると転職は厳しい」「年齢だけで不利になる」
そんな声をよく耳にします。
しかし私はこれまで、
- 社内SE(繊維・半導体・タイヤメーカー)
- SES(大規模案件の設計担当)
- 独立(官公庁・設計/PL)
というキャリアを歩み、50代でも複数の現場から評価を得てきました。
実際の面談や採用現場で感じたのは──
50代だから不利なのではなく
「見られているポイントが20代・30代と違う」
ということです。
本記事では、
現場30年・面談経験多数の立場から
👉 50代SEが転職市場で “本当に” 見られている3つのポイント
を整理していきます。
1️⃣ 見られているのは「技術力」よりも“役割の再現性”
面談で必ず聞かれたのは
「前職でどんな役割を担っていましたか?」
という質問でした。
特に評価された経験は以下のような内容です。
- 調整・折衝
- 要件整理
- 品質・リスク判断
- チームの進行管理
- 障害発生時の判断と指示
私の実務経験としては
- 社内ITでは
経理システム・物流・インフラ運用/新規導入PL - SESでは
大規模案件の設計担当 - 独立後は
官公庁向けシステムの設計・PL
このような
「上流〜設計〜調整」の役割をどの現場でも再現できる
という点が、特に高く評価されました。
2️⃣ 転職回数そのものは評価対象ではない
50代転職では
「転職回数はマイナス評価になるのでは?」
と不安に思う方が多いですが、
私の場合、むしろ逆でした。
面談で受けた評価は
「プロジェクトごとに現場が変わる中で
短期間で環境に適応して成果を出してきた」
という プラス評価。
SES・独立の経験があることで
- 新しい現場にスムーズに入れる
- 役割理解が早い
- 調整・合意形成ができる
と判断されました。
つまり、
👉「転職回数の多さ」ではなく
👉「現場への適応力・再現性」が見られています。
3️⃣ 50代SEに求められているのは“安心して任せられる人”
年齢よりも強く見られていたのは
この人に任せて現場が安定するか?
という観点でした。
評価されたポイントは
- 不足要件を放置しない
- 問題が起きる前に共有する
- 設計レビューでリスクを言語化できる
- 若手の質問を受け止められる
- 現場を「落ち着かせられる」
特に官公庁・大規模案件では
トラブルを起こさない人材の価値が高い
と実感しています。
🔍 まとめ:50代SEが選ばれる人の共通点
- ✔ 技術の深さより
👉「役割の再現性」 - ✔ 転職回数より
👉「新しい現場への適応力」 - ✔ スピードより
👉「安心して任せられる安定感」
50代SEは「年齢」で落とされるのではなく
“役割を担える証拠” が見えないと落ちる
というのが、現場での実感です。
これからのキャリアを考える上で
- 何ができるか
- ではなく
- どんな役割を任せられるか
ここを言語化できるかどうかが
合否を大きく分けるポイントになると感じています。
🧭 次回予告
第14回:
50代ITエンジニアの転職が厳しいと言われる本当の理由
- ・「年齢フィルター」の正体
- ・落ちる人の共通点/受かる人の共通点
を、実体験ベースで掘り下げます。

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