はじめに
50代になると、定年後の生活や老後資金への不安が現実味を帯びてきます。
「今から投資を始めても遅いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
私も同じように感じていましたが、2019年に50万円からスタートし、今では含み益が約300万円、配当金の累計が25万円ほどになりました。
焦らず長期で取り組めば、50代からでも十分に資産を育てられます。
この記事では、私の実践している「50代からの株式長期投資法」を紹介します。
インフレとデフレでスタンスを変える
投資で私が最も意識しているのは、経済環境に応じて資産の持ち方を変えることです。
- インフレ時は株式投資中心
物価が上がる局面では、現金の価値が目減りします。
一方、企業の売上や資産価値は上昇しやすいため、株式を持っていた方が有利です。 - デフレ時は現金保持重視
逆に、物価が下がる時期は「現金の価値が上がる」ため、株式を減らして守りの姿勢を取ります。
このように、インフレ・デフレの波に応じて資産配分を見直すことで、リスクを抑えながら運用できます。
投資対象はインデックスと高配当株中心
50代から投資を始めるなら、「安定」と「継続」が最重要です。
私は次の2種類を軸にしています。
① インデックス投資
日経平均やS&P500など、市場全体に分散投資できる投資信託です。
- 少額から始められる
- 世界経済の成長に連動して資産を増やせる
- 個別銘柄の管理が不要
「何を買えばいいかわからない」という人には、まずインデックス投資をおすすめします。
② 高配当株投資
もう一つの柱が配当金による安定収入です。
- 配当利回り3〜5%の優良銘柄を中心に長期保有
- 値動きが多少あっても、配当が入ることで気持ちが落ち着く
実際、私も毎年少しずつ配当を積み上げ、累計で約25万円の収入を得ています。
長期保有と定期チェックがカギ
株式投資で大事なのは「持ち続ける力」です。
ただし、放置するのではなく、定期的に状況をチェックすることが大切です。
私は半年に一度、保有銘柄の財務状況を確認しています。
- 売上や利益が減少傾向にないか
- 配当維持ができているか
- 負債比率が急に上がっていないか
もし財務が悪化している場合は、無理に保有せず、売却を検討します。
「見直しを前提とした長期投資」が、結果的にリスクを抑えます。
2019年からの投資実績
私の投資を簡単にまとめると次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資開始 | 2019年(50万円スタート) |
| 主な投資対象 | インデックス・高配当株 |
| 運用方針 | インフレ時は株式、デフレ時は現金保持 |
| 現在の状況 | 含み益 約300万円 |
| 配当金累計 | 約25万円 |
| チェック頻度 | 半年ごとに財務状況を確認 |
コロナ禍で一時的に投資を控えた時期もありましたが、焦らず続けることで成果が積み重なりました。
継続のコツ:焦らず・比べず・淡々と
投資で失敗しやすいのは、「焦ること」と「他人と比べること」です。
私は次の3つを心がけています。
- ニュースに一喜一憂しない
- 短期の値動きでは売らない
- 配当金を“ご褒美”として楽しむ
50代は、長期的な時間軸で「守りながら増やす」投資が合っています。
無理なく続けることで、将来の安心が少しずつ積み上がっていきます。
まとめ
50代からの株式投資は、「資産を増やす」というより、「お金を守りながら育てる」意識が大切です。
- インフレ期は株式中心、デフレ期は現金中心
- インデックスと高配当株を長期保有
- 半年に一度は財務チェックで見直し
- 焦らず継続する
小さく始めても、時間を味方につければ成果は出ます。
焦らず、堅実に、そして少し楽しみながら続けていきましょう。
🧭 次回予告
次回は、「50代ITエンジニア向けの履歴書・職務経歴書の書き方」。
転職時に役立つ履歴書・職務経歴書の書き方を紹介します。

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